イマ‼︎なんじゃねぇの.
カッけぇトコ。
見せんの。
数ヶ月前。
こんな世界になるなんてさ。
想像してた?
オレは。
余裕もなくて。
毎日、毎日さ。
相変わらずさ。
けど。
少しでも。
誰かの為の力になれたならさ。
金もなく。
なんの力もないオレだから。
でっかいコトなんて出来ない。
けど。
家に居る時間。
少しでも長くするコト。
イマ。
オレに出来るコト。
SKA PUNK a GO GO!!
いつものコトさ。
仕事終わって、
パルコまでぶっ飛ばす。
エレベーターに飛び乗ると、
ファッション雑誌から出て来た様なコたちに囲まれる。
彼女たちは、
それぞれのファッションフロアで降りてく。
ん?
最上階が近づいてんのにまだ一人だけ...
降りるフロアのボタン押し忘れたのか…?
K E M U R IもPOTSHOTも聴かない様な...
つうか知らないだろなってコとオレだけ。
まぁ、
オレはチケットとドリンク代を握って、
ダッシュの用意。
二人きりのエレベーター。
すると、
女子力高めの彼女がオレに一言。
“遅刻っスね”
ヤバい。
カッけぇ。
最上階に着いて、
エレベーターのドアが開き始めると同時にクアトロへダッシュ。
二人でさ。
クアトロのステージ向かって左後ろの扉の所で.
19:00。
仕事終わって、ブッ飛んでさ。
19:20。
SOLDOUTだし。
ライヴ始まってるし。
なので、
ビールはスルー。
もう、後ろのドアからでないと入れてもらえなくてさ。
スタッフの彼、
“頑張って前行ってください”
…って、行けねぇし。
ドアを開けて会場に入るも、
オレが入るスペースくらいしかねぇしさ。
踊れねぇじゃん...
…そんなコトねぇよ。
スカパラが煽ってくるし。
となりの彼女たちが煽ってくれる。
ドコだって。
どんな状況だって。
オトが。
鳴ってれば。
其処は。
パラダイス。
ロックン・ロール.
ビールをイッキに流し込んでさ。
飲み干した空のコップを、
デニムのポケットに押し込んで。
ライヴが始まるまで、クアトロの壁にもたれてる。
ギター抱えた彼女は。
クールでさ。
キュートでさ。
ホンモノの
ロックン・ロールに触れてきた彼女が、
ホンモノの
ロックン・ロール掻き鳴らす。
あの夜、
奪ってった
オレの
ココロ
返してくれよ...
COOL&PEACE.
青空。
小さな子供から、
おじいちゃん、おばあちゃんまで。
色んな国の人たちが。
視線をおくる。
選手たちは間違いなく、カッコいい。
すげぇカッコいい。
オレは、
真っ昼間から地ビール流し込んでさ。
すげぇプレイがでる度に、色んな国の人とハイタッチ。
もちろん、会ったばかりの知らない人たち。
コトバ?
要らねぇよ。
この街で、
色んな国の、色んな世代の人たちが集まってさ、
こんなにもカッコよくて、平和な時間を感じられるなんて。
この街の、
この場所で開かれる意味を感じる。
青空。
ビール。
平和。
風に舞い、散りゆく桜の花びらのように。
教えてくれよ。
先生さんよ。
教えてくれよ。
学者さんよ。
教えてくれよ。
宗教家さんよ。
なんでさ、子供の命を奪う。
虐め。
病。
争い。
運命?
そんなコトでかたずけんなよ。
そんなの全然解んねぇし。
大した学もない。
大した力もない。
そんな。
オレにも解るように。
教えてくれよ。
早く。
一生なんてさ。
あっという間。
散りゆく桜の花びらのように。
教えてくれよ。
早く。
みんな、ホントは気づいてんだろ。
もうすぐ世界が終わるってコトを。