いいコにしてなきゃ。
枕元の靴下に。
いいコにしてなきゃ、プレゼントは貰えないんだってさ。
オレ、貰ったコトないや。
朝、目が覚めて笑ってるコが1人でも多ければな。
厳しい環境で暮らしてたり、お腹いっぱいに食べるコトさえ出来ないコが世界中にいてさ…
子供には、なんの責任もないよな。
明日はクリスマス。
Positive Mental Attitude
それでも働く場所があって、眠る場所があって、飯が食えるだけマシなのかな。
アオいコト言ってんのかな。
誰かがエラそうに、誰かを否定したり、関わりたくないから知らないフリしたり。
ウンザリすんだ。
この頃、汚ないコトバばっか出てきてた。
そんなオレ自身にもムカついてた。
そんな時、ツアーでこの街にやって来てくれる。
バントTの上から革ジャン羽織って。
オレをライヴで取り戻す。
後は飲んで踊るだけ!
90分後にはいつものシケた日常に戻るんだろう…
明日は来ないのかと思ってた。
けど、明日は来るんだ。
まだまだイケる!!
SHE IS CUTE.
絵のコトなんてさっぱり。
絵のコトなんて、
せいぜい誰もが知ってる、美術の教科書に載ってる作品くらいしか知らないし。
まして、オレは美術館に行くってガラじゃないし。
けどさ、彼の作品展は今回で3回目。
一番最初は随分前に、タウン情報誌の片隅に、彼の展覧会の情報と一枚の彼の絵が掲載されてて、それを見たその日に隣の市まで‘77式のポンコツ走らせたんだ。
初めての美術館。
そして数年後、夏の終わりに行って来た。
街の真ん中にある美術館は木々に囲まれてて、そこだけ、時間の流れが違っててさ…
展示場に入ると、当時のモンマルトルの風景が目の前に広がる。
その風景に小さく描かれてる人達の会話が聞こえてくるよう…
勿論、コトバもわかんなきゃ行ったコトもないけどさ。
展示されてたホールを出ようとしたら、オレの前で絵を見てた小学生の姉妹と、そのコ達のママがいて、オレがホールを出るまで、ちっちゃなおんなのコがさ、重い扉を開けて待っててくれてたんだ。
「ありがとう。」
夏なのに、そこだけ涼やかな風が吹いてた。